「歯医者は歯が痛くなってから行くもの」と思っていませんか?
予防歯科では、歯医者を「痛くなったら治療をする」ではなく、「痛くならないようにお口の健康を守る」ところとして考えます。とは言え、「歯医者は怖い」。そんなイメージを持たれている方は多いと思います。
現代の歯科医院は、歯を削ったり、抜いたり、入れ歯を作るだけを目的にはしておりません。
自分の健康な歯をいつまでも残すために、定期的にプロの検診を受けていただき、その結果、おいしく食事ができたり、素敵な笑顔になれたり・・・それこそが、『予防歯科』最大の目的なのです。
お口の中の状態は一人ひとり違いますので、歯科医師や歯科衛生士が患者さまにあったケアをいたします。
歯科医院で行うケア(プロフェッショナルケア)
口腔内検査
歯や歯ぐきの状態のチェック、お口の中の細菌の数や種類をチェック
歯磨き指導
患者さまのお口の状態にあった、セルフケア方法の指導
フッ素塗布
フッ素を歯に塗布することにより、虫歯の予防処置
スケーリング
歯科用器具スケーラーを使った、歯石の除去
PMTC (プロフェッショナル・メカニカル・トュース・クリーニング)
普段の歯磨きでは落とせない歯垢などを、専用の機械で除去する歯のクリーニングPMTCの詳細につきましては、こちらをご覧ください。
ご自宅で行うセルフケア
正しいブラッシング法
- 歯ブラシ選びは重要です。ヘッドの大きさは上の前歯2本程度。ご自分のお口に合ったものを選びましょう。毛の硬さは「ふつう」を、出血するようなら「やわらかめ」のタイプを。
- 歯ブラシの毛の部分を、歯面に対して90度に当てます。歯と歯ぐきの境目にあてるようにし、小さく振動させるような感じで磨きます。歯を1本1本磨くようなイメージを持つと、磨き残しが少なくなります。
- 歯面に強く当てると毛先が90度にあたりません。毛先が開いてしまうと磨き残しが多くなります。また、歯ぐきのマッサージといっても強く磨くと歯周病になってしまうので、適度な力で磨きましょう。
- 歯磨きは習慣づけることが大事です。新聞を読みながら、テレビを見ながら、お風呂に入った時など気軽に行ってください。
- 歯磨き粉も色んな種類が販売されています。以前は研磨剤が含まれていましたが、現在では歯面保護のため入っていないようです。